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高齢者の住まいについて
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高齢者の住まいについて知っておこう
日本人の約8割は年を取ってもできる限り「今住んでいる自宅に住み続けたい」と思っています。
しかし、こうした希望に反して、いつまでも自宅に住み続けられるとは限りません。
現実に、要介護状態や寝たきりになったとき、自分の身体や精神の状況、あるいは、見守ってくれる家族の状況にもよりますが、自宅に住み続けることができない場合も多いのが現実です。
そこで将来に備えて、高齢者の居住施設について知っておく必要があります。
高齢者の住まいってどんなものがあるの?
実際に自宅以外に高齢者が居住する施設には、さまざまなものがあるのですが、主なものを以下に紹介します。いずれも介護保険法により介護保険サービスが提供される施設です。
主な高齢者施設(介護保険サービス提供施設)
名称
概要
介護老人福祉施設
「特別養護老人ホーム」のうち、定員30人以上の施設が都道府県知事の指定を受けて介護保険施設になったもの。常時介護が必要で在宅での生活が困難な要介護者入所し、入浴、排泄、食事の介護、機能訓練、健康管理などのサービスを受ける。
介護老人保健施設
医療と福祉の両方のサービスを提供し、病院から家庭への復帰の橋渡しの役割を担う。医学的管理のもとに介護、機能訓練、その他必要な医療や日常生活上の世話を行なうことが目的。
介護療養型医療施設
療養上の管理、看護、医学的管理下での介護や機能訓練サービスを提供する施設。慢性型疾患で長期的治療を要する要介護者が利用する。
介護付有料老人ホーム
(特定施設入居者生活介護)
詳細は後述
グループホーム
(認知症対応型共同生活介護)
認知症の高齢者が5~9人で家庭的な雰囲気の中で共同生活を送ることによって、残っている能力を活かしながら生活する施設
有料老人ホームとは?
ここでは、高齢者施設のうち、最もポピュラーな存在である「有料老人ホーム」について解説します。
「有料老人ホーム」とは、老人福祉法に定められた居住施設で、サービス内容や運営については厚生労働省の「ガイドライン」に基づき、都道府県の指導を受けます。
介護保険の指定を受けたホームについては、「特定施設入居者生活介護」の給付が受けられます。
尚、有料老人ホームはさらに、次の4類型に分けることができます。
類型
特徴
介護付(一般型)
特定施設入居者生活介護の指定を受け、入居者はそのホームが提供する包括型の介護サービスが受けられる
介護付
(外部サービス利用型)
ホームは生活相談、ケアプラン作成のみを行い、実際の介護サービスは外部の事業者が提供する
住宅型
介護が必要となった場合は、ケアプラン作成を含め全てのサービスを外部の事業者が提供する
健康型
介護が必要となった場合は退所する契約のもの
従来は、入居時に多額の一時金を支払う利用権型の契約形式がほとんどでしたが、介護保険で、特定施設入居者生活介護の指定を受ける道が開かれ、利用料を月払いとする建物賃貸借型など多様な形態の有料老人ホームが増えています。
今、注目の的!高齢者専用賃貸住宅とは?
現在は健康でも、将来の生活に不安がある単身者や高齢夫婦のみの世帯では、高齢者専用賃貸住宅への入居を選ぶことも可能です。
高齢者居住安定法に基づき、バリアフリー仕様や、緊急時の対応体制を備えています。
また、生活相談や介護サービスなどが付加されていたり、訪問介護事業所などが併設されているものもあります。
指定を受けた住宅は、「特定施設」として特定施設入居者生活介護の給付が受けられます。
よりよい有料老人ホームの見極め方
数ある有料老人ホームの中から、よりよい有料老人ホームをいかにして選ぶとよいかについて考えてみたいと思います。
老人ホームランキングのような情報も出回っているようですが、これらの情報は参考にはなっても絶対的なものではありません。
なぜなら、施設サービスの質は、施設の各スタッフの資質によるところが大きいからです。
いくら施設のハード面が充実していても、介護を施すヒューマンスキルにより、介護に対する満足度は大きく左右されるため、施設のソフト面をより慎重に見極めることが良い施設を選ぶ際の要素になります。
それでは、施設のソフト面の充実を見極めるポイントを紹介します。
施設長の人柄
施設のスタッフを活かすも殺すもやはり施設のトップである力量が非常に重要なのはいうまでもありません。
ホーム見学の際は、必ず施設長に直接会って、ホーム運営に対する考え方をじっくり聴き、その人の人柄や価値観を知ることが非常に重要です。
介護リーダーの能力
いくら施設長が優れていても現場レベルでの対応が上手くいっているかをチェックしておく必要があります。
そこで、介護サービス部門のリーダーには必ず会い、そのホームにおける介護サービスについての考え方、認知症の方への対応方法などを聴くことが大いに役立ちます。
さらに重要なのが、介護リーダーと他のスタッフとの人間関係が上手くいっているか否かの確認です。
できれば体験入所等を通してこのあたりの確認ができれば理想的です。
入居率
一般的に入居率が70~85%以上であれば、施設の経営上は問題ないといえます。
逆に、開所後2年以上経過して入居率が50%以下だと、その施設単体での経営が苦しいので、経営母体の体力がない場合は要注意です。
施設の雰囲気
施設に入所する以上、入所者の方との集団生活になりますし、それが多くの場合、亡くなるまで終身続くことになるので、その施設の雰囲気がどのようなものであるか知っておくことは重要です。
この見極めを見学会等で行なうことは難しいですが、体験入居を行っている場合には、この雰囲気をつかむ絶好の機会となりますので、ぜひ利用したいものです。
入居者と家族による評価
その老人ホームの実態を知る上で是非活用したいのが、既に入居されている方やその家族から話を聞くことが大変有益です。
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