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お墓について知っておこう
お墓について知っておこう
老後を考えるうえで、どうしても避けて通れないのがお墓をどうするか、ということ。
今住んでいる自宅の近くに入るべき墓があればいいが、なかなかそう上手くはいかないことも多いのが現実です。
そこで、ご自分やご自分の身近な方のお墓を考えるにあたっての
基礎知識を紹介します。
お墓にはどんな種類のものがあるの?
一口にお墓といっても種類やタイプは千差万別。
場所の選定から建立やその後の管理費用についてもさまざまですが、お墓の種類は大きく分けて、
「寺院墓地」「公営墓地」「民営墓地」の3種類
に分けられます。
それぞれの特徴をみていきます。
お墓の種類と特徴
タイプ
寺院墓地
公営墓地
民営墓地
運営
主体
寺院
地方公共団体
形式上宗教法人や公益法人が主体となるが実質的には民間業者が運営する形態
費用
比較的高い
比較的安い
比較的高い
供給量
それほど多くない
首都圏では少ない
多い
場所
都心であれば街中に多く、交通の便が良い
古い所は都心に近いが新規開発された所は郊外が多い
大規模開発された所は郊外が多い
区画の広さ
寺によりさまざま
3~6㎡(東京都)
都心部で1~2㎡が多い
宗派
檀家に限られるが最近では宗派不問も増えている
宗派不問
宗派不問
墓石の購入
門前の石材店指定が
多い
石材店不問
石材店指定が多い
その他の制限
宗派不問の場合でも法要等は宗派に則る
原則居住していること、遺骨を所持していることが必要
寺院所有の場合、法要等は宗派に則る
正しいお墓の選び方
お墓を選ぶポイントは2つ。一つはどの場所に墓を造るかの選定、もう一つはどのような墓にするか、お墓自体の選定です。
まず、お墓の場所をどこにするかについて、先ほど掲げた「寺院墓地」「公営墓地」民営墓地」のどの種類を選択するのかを決める必要があります。
いずれにしてもチェックすることは、
永代使用料と年間管理料
がどれくらいするかということ。永代使用料とは、お墓を使用する権利のことで、土地の賃借料のようなものです。
あくまでもお墓は売買するのではなく、使用権を認めてもらったうえで利用することになります。
併せて、毎年の管理料を墓地管理者へ納めることになります。
この両者がいくらするのかをまずチェックする必要があります。
次に、どのようなお墓にするのかについて、
墓石代と施工費
がいくらするのかという点を確認する必要があります。
特に墓石代については、材質によって価格はさまざまなので、迷ってしまいがちです。
そこで事前に考えておくポイントとして、
あらかじめ予算を決めておく
墓の形タイプのイメージを決めておく
良心的な石材店を選ぶ
の3点をきちんと考えてお墓を選ぶことが大切です。
お墓を移すことはできるのか?
先祖の墓が地方にあるが、自分達は都会に住んでいてなかなかお墓参りに行けない。 そんなとき、お墓の引越し、「改葬」という方法があります。
改葬のやり方として、
石と骨とを全て移動する
骨を全て移動する
複数ある骨壷の一部を移転する
骨壷の中の骨の一部を移転する
という4パターンがあります。
また、改葬は、行政の許可が必要ですので、手順を踏んで手続を行う必要があります。
改葬の流れと手続
移転先の墓地を決定する
↓
移転先の墓地に永代使用料と管理料を納付し、
永代使用許可証
の発行を受ける
↓
既存の墓地のある市区町村役場発行の
「改葬許可申請書」
に必要事項を記入し、既存の墓地管理者から捺印をもらう
↓
改葬許可申請書と永代使用許可証(受入証明)を提出し、
改葬許可証
の発行を受ける
↓
改葬許可証と永代使用許可証を移転先の墓地へ提出
↓
改葬のための供養や抜魂式を執行し遺骨を搬出。移転先へ搬送
↓
移転先の墓地管理者に納骨日時を連絡のうえ、納骨
改葬の際の注意点
改葬をするには、墓埋法の規定により
市町村役場の許可が必要
です。
この許可申請には、
「永代使用許可証」と「改葬許可申請書」
が必要です。
永代使用許可証は移転先の墓地に永代使用料と管理料を支払えば、墓地管理者より発行してもらえますが、火葬許可申請書には必ずもとのお墓の管理者であるお寺の住職様等からの承諾の捺印が必要です。
もとのお墓が檀家のお寺であれば、
「離檀料」
が必要となりますが、これはお寺や檀家としての地位により上下するものの、一般的には10万~50万円が相場とされています。
また、寺側としては、檀家を失うことにより経済的な損失があるため、誠意を尽くして事情を説明して了解を得ることが、円満な改葬のために不可欠です。
さらに、改葬には、旧墓の撤去費用、新墓の墓石代や施工費、骨出しや納骨の際のお布施など諸費用が必要となり、一般的には合計およそ200万円は必要であるといわれています。
改葬の際には相当の費用がかかることをあらかじめ覚悟しておいたほうがよいでしょう。
新たな弔いの形~永代供養~
これまで、終の棲家といえば「墓」であったのが、現代社会の事情から墓に対する意識が変化してきており、「墓」を持たない人も増えています。
墓を持たない人にとって、今、注目されているのが「永代供養」です。
永代供養墓とは
永代供養墓とは、お墓参りしてくれる人がいない場合でもお寺が責任を持って永代に渡って供養と管理をしてくれるお墓のことをいいます。
一般の墓地と比較して次のような特徴があります。
永代供養墓の特徴
墓石代が必要ない
一度必要な永代供養料を支払えば、その後の管理費、お布施などの費用がかからない
(但し、年会費や維持費等が必要な場合有り)
過去の宗旨宗派は問われず、これにとらわれることなく供養してもらえる
永代供養は墓の納骨方法
永代供養に際して、納骨方法は寺院により次のいずれかの方法が一般的です。
最初から遺骨を骨壷から出して1箇所にまとめて土に還す、いわゆる「合祀墓」による方法
ある一定期間(例えば33回忌まで等)、納骨壇あるいは骨壷のままお骨を安置し、その後合祀する方法
お骨を分骨し、一部を一定期間あるいは永久に安置し残りのお骨を合祀する方法
永代供養墓の費用
永代供養墓の料金は、次のような内訳ですが一式料金で納められることが一般的です。
また、実際に必要となる料金も寺院により異なりますので、事前に確認することが賢明です。
永代供養料
納骨法要のお布施
刻字料(墓地に納骨者名を彫る費用)
基本的には永代使用料、管理料、納骨料は上記に含まれているケースが多い。また、生前申込者に対し別途、入会費、年会費等を徴収する場合もある
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